君たち、店員をなんと思っておるのか!

〈vol.17〉

 

 君たち、店員をなんと思っておるのか!

 店員と会社はひとつだ

 家計が苦しいからと 家族を追い出すようなことができるか!

 

~出光 佐三 出光興産創業者~

 

 海賊とよばれた男の主人公のモデルとなった出光氏の言葉です。

 

終戦後、海外事業をすべて失うことになり、

海外から引き揚げてくる社員の処遇をめぐり

社内では人員整理の声が大きかったそうです。

 

ところが、出光氏は冒頭の言葉で一喝し

全員の雇用を守ったうえで再建を果たしました。

 

 

会社の危機的な状況の中で発せられた言葉ですが

人員整理を主張した社員は、どう感じたでしょうか?

また、引き揚げてきた社員は、何を思ったでしょうか?

 

トップが発する言葉は、本人が想像する以上の影響力があります。

 

出光氏の根底にある社員への想いがよくわかりますね。

それを聞いた社員は、おそらく苦境を打破するべく発奮したのではないでしょうか。

 

もし、私が当時の社員だったなら、

「この人になら、ついて行こう」と思ったでしょう。